月別アーカイブ: 9月 2016

本館で特別展「六甲山の災害展」を開催中(第12回)

9月22日(祝日)は、二十四節気の一つ「秋分(しゅうぶん)」です。 春分と同じく昼夜の時間が等しくなり、これから日は短くなり徐々に空気が冷えてきます。 夜空が澄むのでお月見をしながら、コオロギなどの虫の音を聴きのんびりと秋の夜長を楽しみたいものです。 9月22日(祝)午前10時、ガイドハウスの気温は、19度で、厚い雲に覆われ涼しいです。 記念碑台から大阪方面を見ると台風一過、金剛山から大阪南部の山が、珍しく雲海の上にはっきり見えます。                             この季節、六甲山での私の好きな植物は、「ナデシコ(撫子)」です。 ナデシコは秋の七草の一つで、ピンク色のかわいい花を咲かせ、花弁は5片で細かく切れ込んでいます。 名前の由来は、撫(な)でるようにいとおしい花という意味で、「カワラ」は河原のような日当たりの良い場所に生えるためです。 多年草で、山麓の日当たりのよい草原や河原に生えていますが、山上のゴルフ場の周りもあります。 六甲山自然保護センター本館の展示室では、特別展「六甲山の災害展」を11月23日(祝)まで開催中です。 近年、台風・豪雨による災害等が多発し、六甲山系でも過去に幾度となく豪雨や震災等により山地災害が発生してきました。 六甲山系の災害の被害や復旧状況等をパネルで紹介し、山と災害に関する知識や防災意識の向上を目的としています。 展示内容は、 ・自分の命を守るのは自分です(危険予想区域図の軌跡など) ・平成26年台風11号による被災と復旧状況           ・急傾斜地崩壊対策事業とは  ・神戸市内の急傾斜地対策事業の整備状況 など パンフレット配布中で「山地災害に備えよう。」では、山地災害の危険個所を知る方法や山地災害の8つの危険信号を見逃すな!の具体例。特に山の斜面や川の流れを観察してみると、多くの場合、事前に危険がわかるなどの役立ち情報が得られます。 また、「身近な危険を知り、避難行動を!」のパンフでは、平成26年8月の台風第11号の記録、被災状況や六甲山系で過去に発生した土砂災害の被害状況(神戸市内の地図明示)などが写真と図表で示されています。 自然災害は、いつどこで起きるかわからないので、普段からの心得が必要ですが、参考になると思いますので見学にお越しください。

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「初秋の東お多福山 森・草原・虫の観察会」に参加して(第11回)

9月7日は、二十四節気の一つ「白露(はくろ)」でした。 「白露」とは、大気が冷えはじめ、昼夜の寒暖の差が大きく、草木に朝露(あさつゆ)がつきはじめる頃の意味です。 朝晩はやや涼しくなり、風に秋らしさが感じられ、草むらには虫のなき声が意外と多く聞こえてくるようになってきました。 9月11日(日)午前10時、ガイドハウスの気温は22度で、晴天ですがさわやかな風がふき、登山や観光客が多く来られています。 今回は、9月10日(土)に実施されました、環境省近畿地方環境事務所主催の「昆虫博士と歩く! 初秋の東お多福山~森・草原・虫の話~参加しましたのでその報告特集です。 場所は、東六甲の神戸市と芦屋市の境にある東お多福山、かつてはススキの穂が一面に広がるハイキングコースとして親しまれてきた草原でしたが、人が管理しなくなり現在はネザサが繁殖し、ススキや草原生植物が極端に減少して生物多様性が失われてきています。 そこで9年前より「東お多福山草原保全・再生研究会」の皆さんが、ネザサの刈り取り・植生調査を行いながら、ススキ草原の再生活動をおこなっておられます。 今回の講師は、昆虫にくわしい伊丹市昆虫館の館長奥山清市氏と学芸員の野本康太氏で、採集した昆虫の識別方法、特徴などをわかりやすく解説していただきました。 特別保護区域外は昆虫網、虫かごが使用可でしたので、昆虫採集については、キャッチ&リリースで行いました。 バッタの仲間を中心に、チョウ、ハチ、カメムシの仲間など数多くの昆虫がとれました。 講師からは、バッタ類をはじめ多くの昆虫の生息が確認できたので、草原の再生活動の結果、生物多様性が復活してきていると思われるのことでした。 特筆は、「幸せを呼ぶ青い虫」と言われる「ルリモンハナバチ」の採集です。体長は、10㎜程その名のとおり黒色の体に瑠璃(るり)色のきれいな胴体が特徴で、めずらしい昆虫です。 また、「東お多福山生物多様性ガイド養成講座」を終了された方も、スポットガイドをして頂きました。草原では、キキョウ、オケラ、イヌセンブリ、スズサイコなどの貴重な植物が、復活している現場を案内して説明いただきました。 この生物多様性豊かな「お多福山のススキ草原」を、再生していつまでの保全・存続してほしいと思いました。 なお、10月9日(日)に 秋の東お多福山草原観察会(主催:兵庫県神戸県民センター)が開催されます。詳しくは、次のホームページをご覧ください。 http://web.pref.hyogo.jp/kok12/press/280901_otafukuyama.html 実施日時:10月9日9時~15時(雨天の場合は、10日(祝日)に開催。 集合場所:9時 JR芦屋駅南口 参加費無料、26日までに要予約、先着20名 申込‣問合先:兵庫県神戸県民センター県民課 ☎078.361.8629

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秋を感じる花【コウヤボウキ】と二つ池でトンボたちを探そう!

兵庫県立六甲山自然保護センターのレクチャールームで 六甲山自然保護センター 環境学習プログラム 六甲山子どもパークレンジャー・特別観察会  「二つ池でトンボたちを探そう!」(六甲山を活用する会)が開催され、 たくさんの家族連れのみなさんが参加されました。 記念碑台周辺でのトンボ探し。 山の案内人の会の自然観察会のコースにある、 二つ池の上下の池でのお待ちかねのトンボの観察会です。 ルリ色に輝く「オオルリボシヤンマ」を探そう。 あいにくオオルリボジヤンマは見つけられませんでした。 また、森の中で葉っぱ観察等のプログラムが実施されました。 二つ池の笹の葉の上では、 カエルになりたての小さなモリアオガエルの赤ちゃんがみつかり、 子供たちは大喜びでした。 六甲山ホテルの阪急池では、 写真は撮れませんでしたが、ルリボシヤンマが見つかりました。 自然保護センターに戻ってトンボ生態のレクチャーを受け 終了。 台風12号の影響が心配されましたが、雨に振られることも無く、 みなさまプログラムを楽しまれておられました。 山の案内人の観察コースでは、 コウヤボウキの花が咲き始めています。 コウヤボウキはキク科の落葉低木で、雑木林の林床や林縁に自生します。 一見草本にしか見えませんが、 よく枝分かれして細い枝を四方に伸ばし 50~100cmほどに成長する木本植物です。 花はキク科植物らしく枝先に頭上花序を一つつけます。 コウヤボウキの名前は、 その昔高野山で果樹や竹の栽培が禁じられていたため、 この木を束ねてほうきにしていたことに由来しています。 コウヤボウキは、秋を感じる、心惹かれる花のひとつです。 六甲山上も9月を迎えました。 記念碑台にある自然保護センターの午前9時30分の気温は26℃。 残暑は厳しいものの、陽の光は日々柔らかさを増しています。

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