月別アーカイブ: 7月 2016

【六甲山コレクション展】「六甲山はこうして始まった」講演会・歴史探訪ウオーク

7月23日(土)六甲山自然保護センター 特別展示スペースで好評開催中の [山の日]記念【六甲山コレクション展】展示企画・協力:森地一夫さんによる、 展示についての講演会/記念碑台の周辺の歴史探訪ウオークを開催いたしました。 レクチャールームは大勢の参加者で賑わいました。 講師の森地一夫さんは、HP「祖父の見た六甲山」を開設されています。 六甲山の開祖といわれるA.Hグルーム氏以降の 六甲山開発について調べている卓越したフィールドワーカーです。 講演では、六甲山開発の様子を解説していただき、 また六甲山に関する本や地図など貴重な資料もたくさん紹介されました。 参加者の方々は、森地さんの探求心に大変感服しているご様子でした。 午後からは、歴史探訪ウォーク。 記念碑台周辺を歩き、昔の写真と現在とを見比べ、 六甲山ホテルの旧館や六甲登山ロープウェイ跡地など六甲山開発の名残を確かめながら、 当時の賑やかな様子に思いを馳せました。 六甲登山ロープウェイ山上駅跡地(月見橋跡地の説明)当時の面影が残っています。 参加者方々がご興味を持たれたのは、 記念碑台バス停付近にある昭和7年に建てられた六甲山廻遊道路建設碑です。 今もひっそりと建っていて、こんな身近なところにあるこの碑を みなさんご存知ありませんでした。 大正15年1月に山上の入会権が解消し、 昭和2年5月に阪神が有野村から75万3千坪の土地を購入、 その土地を巡るように回遊道路(全長7.1km)を建設し、 昭和7年10月に竣工して建てらたのがこの碑です。 その後、阪神は、この回遊道路の周囲に、山上施設を建設していきました。 この碑は、阪神の六甲山経営のスタート地点といえます。 [山の日]記念「六甲山コレクション展」 六甲山自然保護センター 特別展示スペースで好評開催中です! 「六甲山の開発はこうして始まった~明治・大正期の六甲山上探訪~」 今年から国民の祝日「山の日(8月11日)」が施行されることことを記念して、 六甲山の歴史に関する特別展を六甲山自然保護センターで開催しています。 内 容:明治から戦前までの六甲山の開発に関する資料      (古地図、古写真・書籍・新聞記事・映像等)を展示・上映。 場 所:兵庫県立六甲山自然保護センター      (神戸市灘区六甲山町北六甲 ℡078-891-0616) 主催・問合せ先:神戸県民センター県民課           電話:078-361-8629 展示企画・協力:森地一夫氏(西宮市) 事業連携:兵庫県立人と自然の博物館 詳細:兵庫県HP 山の日」記念「六甲山コレクション展」の開催について … 続きを読む

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清楚な白花のヤブコウジと奇妙な形のシロソウメンタケ(六甲山の生き物歳時記 第7回)

7月23日から、二十四節気では「大暑(たいしょ)」です。 大暑は、暦の上で暑さが最も厳しくなる頃で、学校などは夏休みに入りますが、当分の間、真夏日と熱帯夜が続きます。 六甲山上は、市街地より気温が4~5度低く過ごしやすいので毎年人気なのが、六甲山の夏の風物詩「真夏の雪まつり」です。 会場は、六甲山カントリーハウスで、人工雪を広場に敷き詰め、雪遊びや雪の中に埋めたおもちゃなどを探す「宝探しゲーム」などが楽しめます。 六甲山上では、夏休み企画とした多彩なイベントや行事が開催されますが、六甲山自然保護センター本館展示室でも、ワークショップ「六甲山のチョウ標本でぬり絵」を行います。本年4月~5月末までの特別展示の関連企画として好評でしたので、再開します。 実施日は原則として8月の日・木曜日で、詳しくは、「六甲山楽しみ情報ボックス」のHPをご覧ください。 7月21日(木)午前10時、ガイドハウスの気温は、25度で、朝方はよく晴れていましたが、11時前から曇っています。                        今の季節、六甲山でお気に入りの生き物は、ヤブコウジ(藪柑子)です。常緑小低木で、大きくなっても樹高は30㎝程度です。 名前の由来は、名前の示す通り山林の木陰などに自生していて、葉の形や実のつき方が柑子(ミカンの一種)に似ているためです。 茎は枝分かれせず地下茎で増えていき、夏に小さな白花を咲かせています。 実は、晩秋から冬にかけて赤く色づき、常緑の緑色の葉とのコントラストが美しいです。 庭木の樹木の株元に植える「根締め」に用いられることも多く、センリョウ(千両)やヤブコウジと同属のマンリョウ(万両)と同様に色づいた実は正月の飾り物に使われ、その兼ね合いからジュウリョウ(十両)の別名もあります。 六甲山地の中腹全域で見られます。ガイドハウス西の軒先にも植えてあります。                     ガイドハウス前の木の下で、奇妙なキノコを見つけました。モヤシが生えているような糸状の変わったキノコです。 山の案内人に尋ねると、シロソウメンタケ(白素麺茸)とのことでした。 名のとおりで素麺のようで、触るとすぐに折れるぐらいの細さなのが、名前の由来です。 図鑑で調べると、小さく不気味な姿なので食べられそうにもないですが、意外にも食べられるキノコで、味も食感もいまいちとのことです。

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霧の中で咲くムラサキシキブとクモの巣キラリ

今日の六甲山上は、霧が出ていて、 時折 雨が降ったりしていました。 この時期、端境期で花は少ないのですが、 そんな中、あちこちに目立っていたのは、 いつもは気づくことの少ない『クモの巣』。 細かな水滴で浮かび上がっていました。 クモの巣が、水玉マジックで素敵なアクセント。 よく見ると、真珠のネックレスのように美しいです。 海外ではweb pearlsとも呼ばれているそうです。 実際は、もっとキラキラ輝いてましたが、 なかなか上手く撮れませんでした。 クモの巣の張り方は、平面的には多面体に張っていますが、 よく見ると前後にも網は広がり、深さと奥行きを持っています。 また、クモの種類によって大きさや糸を張るデザインなどが、 それぞれに違っておもしろいものです。 こんな素敵なものが見られると、 クモ巣の観察がとても好奇心をかりたてられますね。 こんな霧の日に、ちょっと気持ちの悪い イメージのクモの巣作りを観察するという 機会を持つのもいいのではないでしょうか。 日本に約1200種類がいるといわれるクモ。 そのほとんどは人に害を与えることがなく、 昔から福の神として大切にあつかっている地域も多いそうです。 今朝の六甲山記念碑台は、霧の中、9時過ぎの気温は23℃でしたが、 湿度が高く 蒸し暑く感じました。 林縁では、ムラサキシキブ(紫式部)の花が咲き始めていました。 花は遠くからはあまり目立ちませんが、 近づくと、ほんのり甘い香りがしました。 ムラサキシキブといえば、季語を秋とさせるほどに、 印象的な「紫色の実」が記憶に強く刻まれていますが、 優美な花も忘れるわけにはゆきませんね。 ほんのり紫色で黄色い雄しべが目立って素敵です。 花を見る機会は、少ないですが、 どことなく奥深しさも感じられ、心が和みます。 淡い紫色の可愛い花を見てると、 何だか、やさしい気持ちになれそうな気がします。 花言葉は、「愛され上手」「上品」「聡明」だそうです。 ひっそりと咲いてそれでいて美しい、 実りの季節も楽しみな樹木の一つです。

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黄花のキツリフネとドクダミ(別名:十薬)は、薬効がある!(六甲山の生き物歳時記 第6回)

7月7日から、二十四節気では「小暑(しょうしょ)」でした。小暑とは、暑さが日増しに加わってくる頃という意味です。 しかし、梅雨の最中で曇りや雨の日が多いですが、陽ざしが日増しに強くなり夏の気配が感じられるようになってきます。 7月10日(日)午前10時、ガイドハウスの気温は、24度で、朝方は晴れていましたが、10時前から霧が発生して、視界が悪くなっています。                            今の季節、六甲山でお気に入りの生き物は、キツリフネ(黄釣舟)です。 帆掛け船をぶらさげたようなユニークな黄色の花が咲いて、別名ホラガイソウともいわれています。 袋状の花冠の後ろは距になっていて、下向きに曲がっています。 実は熟すとちょっとした刺激ではじけ散ります。毒草ですので、気をつける必要があります。 キツリフネは、1年草のツリガネソウ属の植物で、六甲山上には、半日陰のやや湿った道沿いに生えており、六甲高山植物園から広がったといわれています。         7月上旬頃に、よく目立つ花はドクダミです。 ドクダミは、ドクダミ属の多年草で、花は、6~7月に咲き、4枚の白い花びらのようながくの真ん中に、黄色い花が集まりとんがり帽子のように見えます。 葉は暗緑色で、全体に強い臭気があります。少し日当たりの悪い場所を好み、道端、やぶ、林縁などに生えています。 どくだみ(毒溜)の名前から、毒を持っていると勘違いする人もいますが、十薬(じゅうやく)の名のとおり10種の薬効があるといわれています。 葉をもんでつければ、おできやじんましん、水虫、やけどなどに効果があります。乾燥させ煎じたお茶には、利尿作用や、動脈硬化の予防、お通じをよくする効果などがあります。 このように、ドクダミは、昔から薬草として大切な役目を果たしていますので大事にしたいものです。                    

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儚き花 【夏椿】と切り紙 ワークショップ

六甲山ガイドハウス前に植栽されている 、夏椿の花が咲き始めました。 「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり」は、 よく知られた平家物語の冒頭ですが、 これに続く「沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす」の 沙羅双樹は,このナツツバキあるいはヒメシャラと言われています。 白いヒメシャラあるいは、ナツツバキの花が落ちると 徐々に褐色に変わっていく様子を、 盛者もいつかは衰えていくことに例えたものと思われます。 ただし、沙羅双樹はインドの高地などに生育し、 熱帯性の樹木のフタバガキ科の木本で、全く別種です。 日本の気候風土では育たないそうで、 そこで、いつのまにかナツツバキが 沙羅双樹といわれるようになったようです。 万葉集にも「娑羅双樹」としてあり、 また、江戸時代の貝原益軒編纂の「大和本草」には、 「本当に沙羅双樹であるかは不詳である」として「沙羅樹」が現れています。 材は、床柱や器具材として利用され、 また、樹形が整い涼しげなので庭木としても好まれます。 ナツツバキ(夏椿) ツバキ科ナツツバキ属 学名:Stewartia pseudocamellia ツバキに似た清楚な花は、花弁の縁に細かいぎざぎざが入っています。 この花は一日花で,せっかく開いても一日で花を落とします。 これが「盛者必衰の理を表す」と続く所以なのでしょうか。。。 標高の高い六甲山では、平地より少し遅れて咲く、ナツツバキ。 夏の一時期に味わえる儚き花の風情を、楽しみにお越しください。 そして、六甲山と言えば・・・アジサイ、神戸市の花もアジサイです。 霧の中で咲く花は、心に染みてくるような美しさがあり、癒されます。 今朝の六甲山記念碑台は、幻想的な霧に包まれていました。 10時の気温は21,5℃、この後、晴れていいお天気になりました。 【夏のクラフトワークショップ】 ~自然のものを切り紙にしてみよう~を、開催中です。 本日もたくさんの方が参加されました。 「いいお土産ができた」、「夏休みの宿題にいいですね」、 「六甲山の思い出になりました」等々と 好評をいただいております。 開催場所:兵庫県立六甲山自然保護センター       展示室もしくは、レクチャールーム 開催日:7/17(日),8/7(日),20(土) … 続きを読む

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