月別アーカイブ: 2月 2016

寒い中でも春の兆し

一昨日、2月19日(金)は雨水(うすい)でした。 二十四節気のうち、春の2番目の節気です。 雪が雨に変わる、雪や氷が溶けて水になるという意味です。 大地がしっとり潤いこの水の力で、 眠っていた草や木の芽が動きだす季節が始まるころ。 一昨日は、山の中を歩いていても、春のような陽気でした。 今朝の六甲山記念碑台ガイドハウス裏の気温は1,5℃ 曇りでしたが風があり時々小雪が舞いました。 昨日20日(土)は、六甲山上は雨だったので、 心なしか今日は潤いを得た感じがしました。 ガイドハウスのある記念碑台周辺を散策していると、 ナガバモミジイチゴも葉芽が少し割れ葉が見えて、 春に向けそろそろ動き始めたようです。 寒い中でも、それだけで ほこっりと嬉しくなります。 あれ?この木って、こんなに美しい枝ぶりだったのかと改めて見つめると、 心なしか紅く染めたミズキの冬芽も、ひときわ輝いて見えるようです。 木々が葉を落とし、芽吹く前のこの時期は、 見慣れた木も、枝ぶりや樹肌が目立ち新たな発見があります。 よく見ると枝先についた冬芽も春の兆しを感じます。 ちょっと気をつけて、樹皮や冬芽で木の種類がわかると 散策も一味違ったものになるでしょう。 今日は、たくさん鳥も見かけました。 ガイドハウス前にいたのは、シロハラでしょうか? 観察コースに群れでたくさんいた エナガ。 屋根の雨どいに止まってくれた ヤマガラ。 しきりに実をつついていた シジュウカラ。 枝が込み合ってわかりにくいですが、ギャッ!と鳴くカケスです。

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雨水(うすい) 六甲山自然歳時記(第22回)

2月19日から3月5日まで、二十四節気では「雨水(うすい)」です。 雨水とは、降る雪が雨に変わる頃という意味で、昔は、農作業の準備をはじめる目安としていました。 この時期の雨は、地面の下で眠っていた植物の種を、芽を出す準備をさせ、さくらなど春に咲く花の開花を促す貴重な水となります。 2月18日(木)午前10時、六甲山自然保護センターの気温は2度で曇りですが、薄日が差しています。 自然観察路の六甲山ホテルコースは、昨夜降った雪が積もっています。 この季節、六甲山でお気に入りの生き物は、ウソ(スズメ目、アトリ科)です。 ガイドハウス横の記念碑台へ上がる階段近くで10羽程の群れをよく見ます。 ウソは、スズメよりやや大きくふっくりとし、顔が黒く頬はバラ色の鳥です。全体に灰色で尾羽は黒く、腰が白い。嘴(くちばし)は黒くて太短く、先がわずかにかぎ状に曲がっています。太い嘴は、固い種子の殻をはぐのに適しています。 春から秋には北日本の亜高山帯針葉樹林に生息して、冬に越冬のため六甲山上にやってきます。落葉広葉樹の小さな果実やカエデなどの固い種子を食べ、春先には、数羽~十数羽の群れで、樹木の冬芽やサクラなどの花芽を食べます。 「フィー、フィー」という澄んだ口笛のような声で、鳴き交わす姿が見られます。 この鳴き声は人の口笛に似ていることから、口笛を吹くという意味の古語「うそ吹き」に由来して、「ウソ」という名がつけられました。   (みみより話) 真冬に咲くタンポポのふしぎ!  野山や町中の公園などで、厳しい寒さの中でも鮮やかに黄色い花を咲かせているのはセイヨウタンポポです。 明治時代に食用にするために持ち込まれたものが、広がったそうです。 セイヨウタンポポは、単性生殖で受粉しなくとも種子ができるので、花はほぼ年中咲き、草原や道端などを中心に増えています。 一方、昔からあるカンサイタンポポは、虫媒花で虫によって受粉されるので、春の虫がいる時しか花が咲かず農山村に多いです。 タンポポの冬越しは、地表にへばりつくように葉を広げた状態で、ロゼットといいますが、冬の弱い日光を一杯に受け、寒い風をしのぐには都合のよい姿です。 在来のカンサイタンポポとの両者の区別の違いは、セイヨウタンポポは花の下の総苞(そうほう)が下に反り返っているので区別することができます (図参照) 。                 

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ヤマコウバシの落ちぬ思い

雪景色の六甲山ガイドハウス 天気は晴れ、朝9時半の気温はー3℃ 記念碑台の自然保護センターのテラスからの景色 寒気が入り、昨夜から今朝にかけての積雪のようです。 木々には、着雪や樹氷が見られ、とても綺麗でした。 午前中は阪急バスの表六甲線は運休でしたが、 午後からは通常通りの運行に戻りました。 記念碑台周辺のアカマツにヤマガラがたくさん集まってました。 散策をしていると。。。 陽だまりにこの時期になっても葉っぱがついた木 落葉樹なのですが、こうして枯れた葉が枝に残るのが特徴です。 ヤマコウバシ(山香)  クスノキ科 枝先には、この春芽吹く冬芽がまだ硬い表情でついていました。 立春も過ぎ、暦の上では春ということですが、 雪景色の六甲山でも、新旧交代は もう間もなくのことでしょう。 「落ちない葉」ということで、 縁起を担いで、受験のお守りにもなっているようです。 受験シーズン、どの受験生のみなさんにも 春がやってくることを祈っています。

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立春(りっしゅん) 六甲山自然歳時記(第21回)

2月4日から2月18日まで、二十四節気では「立春(りっしゅん)」です。 立春とは、寒さが続くが、ふりそそぐ太陽の光から春の気配が現れてくる頃のことです。 「節分」の翌日にあたり、冬と春の分かれめの日です。旧暦では、正月と立春がほぼ重なり、立春に近い新月の日が1月1日と決められ、今でも年賀状に「迎春」、「新春」と書く風習が残っています。 これから、南から温かい風が吹き込むようになり、気温が少しずつ上昇しはじめ、だんだんと春の陽気が感じられます。 2月4日(木)午前10時、六甲山自然保護センターの気温は2.5度で曇り空、寒いですが、記念碑台の南西にあるサクラの花芽が、はっきりしてきて、あと2カ月ほどで開花になります。          山上の自然観察コースを歩いていたら、20羽程の小鳥が樹上を飛び回っていました。エナガの群れで、シジュウガラやヤマガラなどのカラ類も交じっていました。 この季節、六甲山でお気に入りの生き物は、エナガ(スズメ目、エナガ科)です。スズメよりやや小さく、全長14cm程の留鳥です。長い尾が特徴で、体長の約半分を尾羽が占め、後頭部が白く、羽に少し茶色も交じっています。表記は「柄長」で、尾をひしゃくの柄に見立てて名付けられました。 群れにはなわばりがあり、決まった範囲で行動しているようです。枝から葉、葉から幹へと移動しながら、小さな虫やクモなどをついばむが、熟した果実や樹皮から染み出る樹液も好きです。  エナガは、低い木の横に口のついたつぼ型の巣をつくり、警戒心がつよく、チーチーチー又はジュルリ、ジュルリと鳴きます。   (みみより話)冬芽と葉痕(ようこん)のふしぎ   冬の間は、落葉樹は葉を落とし、林の中はさびしくなっていますが、枝先をよく見ると、色や形も様々な芽が春を待つ姿や、葉が落ちた後に残る不思議な模様を見ることができます。 冬芽は、この時期様々な工夫で休眠・越冬し、春に成長して葉や花になる芽のことです。冬芽は、寒さに耐えるために、いろいろな手段で自分の芽を守っています。 小さな鱗(うろこ)のような形をした茶色い鱗片(りんぺん)に包まれたり、むくむくした毛でおおわれたもの、まわりに油分を富んだ粘液を出しているものなどがあり、毛皮やヨロイを身につけて、防寒効果を高め、乾燥も防いで春がくるのを待っています。 冬芽を観察していると、芽の下側に模様ができています。それが、葉痕で、葉が落ちた後です。 葉痕は、葉柄部の形によって様々な形が見られます。模様のように見えるのは、葉と茎をつないで水や養分を送っていた維管束のあとで、それらをながめてみると、何かの顔に見えてくることもあります。上の写真、ある動物に似ていると思いませんか?          

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