11月の生物季節観測はイロハモミジの紅葉です

11月の生物季節観測は、イロハモミジの紅葉です。麓から六甲山系を見上げれば、緑の濃さがまだらになり、ちらほらと茶色や黄色、紅色が混じるようになってきました。色づいてきたのですね。最低気温8℃が続くと色づき始めると言われます。次の月曜日からは、気温が下がりそうです。ただ茶色の中には、カシノナガキクイムシにやられたドングリの樹木が枯れているのもありますが・・・。
ハイキング道を登っていくと、早くもイロハモミジの木のテッペンあたりが色づいていることに気づきます。しかし、紅葉の判定は、その樹木全体がほとんど色づいた時なのです。その観点で紅葉を判断してください。では、なぜ樹木のてっぺんから色づくのでしょうか?それは、上の方にある葉の方が、昼間と夜間の温度差が大きいからです。その年によって、色づき具合がいいとかよくないとか言いますね。気温の寒暖差が大きく寒さが一気に来ると色づきがいいと言われます。それと同じです。さて、今年はどうでしょうか?
さて、このイロハモミジの葉は何日に色づくでしょうか?
イロハモミジは、モミジの中の代表選手。モミジの葉先の数を数える時に、昔は、イロハニホヘトと数えていたから、イロハモミジと言うそうです。今なら、アイウエオなので、アイウモミジ かもしれませんね。カエデ属の樹木は、日本には、約26種で、六甲山には、そのうち11種類があるそうです。
先日の台風一過で、六甲山の記念碑台付近では、特に北風が強かったようで、北側の斜面の倒木や枝葉の散乱が激しかったです。私たち山の案内人が土曜日と日曜日に案内している観察コースの一つのホテルコースは、北側斜面なので場所によっては、スギの葉が敷き詰められて絨毯のようにフワフワな道もありました。裏六甲ドライブウェイも台風の影響で一時通行止めでした。
そんな中でも、たくましく、そしてひっそりとセンブリの花が咲いていました。センブリは、薬草として知られています。千回煎じても薬効が消えないことからセンブリと言われたそうです。しかし、『良薬は口に苦し』の例えは、このセンブリにあるのではと言われるほど苦いのです。胃もたれを治す薬と言われますが、発毛効果の面でも注目されているそうです。
先日の台風の影響でハイキング道で新たに通行止めという情報はありませんでしたが、谷筋の道は、倒木や水たまり等の影響が特に心配です。ハイキングなど、充分気をつけて登ってきてください。

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