霧が谷観察コースの不思議

六甲山の記念碑台の観察コースの中の一つに霧が谷コースがあります。
紅葉の様子を見ながら谷を下っていますと、2本のモミジが隣り合って、一方は紅葉、一方は黄葉でした。違う種類のモミジかなあ、黄色に色づくモミジもありますから・・・。しかし、近づいてみるとどちらもイロハモミジではありませんか。隣同士なのでほとんど条件は同じなのに、不思議です。緑の色素が抜けて黄色の鮮やかな方と緑がまだ抜けきらないで赤色が出てくる方があるのです。人間の兄弟でもずいぶん違うということと似ているのでしょうか。緑色が完全になくなってからの方が、明るい赤になると言われますので、今黄色のモミジは鮮やかな明るい赤に今後なるのか?見ていかなければなりませんね。しかし、コントラストはとてもきれいでした。

霧が谷コースは、実のなる植物の多いコースで、実を探してみました。
コースに入ると、すぐ左手の石垣に、キヅタの実を発見。甲子園で有名なツタは、別名ナツヅタでブドウ科の落葉樹。それに対して、このキヅタは、別名フユヅタでウコギ科の常緑樹です。果実は、てっぺんの中心部が来年の5~6月に紫黒色に変ります。今も少してっぺんの色が違うのがわかりますね。

もう少し下っていきますと、右手側の日当たりのよい所にツルウメモドキ(ニシキギ科)の実がありました。名の通りツル性で、葉はほとんど落としていました。しかし、果実は鳥たちに目立つようにでしょうか、黄色の果皮と赤色のコントラストが心に残ります。果実が3裂していることも分かります。

さらに下がって、ツル性の植物が繁茂している所に、遠くからでもツヤツヤの実が輝いていました。ナス科のヒヨドリジョウゴです。葉は、アサガオのような3裂の葉がすぐそばにありました。この実は、だんだん赤色の輝く実に変っていきます。ヒヨドリがこの実を好んで食べるので、ヒヨドリジョウゴと言ううそうです。ナスの花の形に似た小さな白い花が下に落ちていました。

これ以上、下っていきますと、只今工事中の立て看板。通行止めです。目立った花はほとんどない季節ですが、よく見ると、ひっそり実を付けている植物にたくさん出会うことができます。実を発見できると何とうれしいことか。ここにもあったぞ!!山の楽しみ、ここにもあったぞ!!

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