霜降の六甲山 薬草の話題(第14回)

10月23日(日)は、二十四節気の一つ「霜降(そうこう)」です。
霜降とは、北国や山間部では、霜が降りはじめる頃という意味です。
秋が深まり、登山に最適の季節になり六甲全山縦走大会(11月13日と23日に実施)の参加者の試走の方が見うけられます。
霜降の六甲山の恒例行事と言えば、記念碑台からすぐ近くの神戸市立六甲山小学校では、毎年霜降の日に学校のストーブに火を入れる「火入れ式」を行っています。ニュース等でもおなじみですが、今年は日曜日のため24日(月)に実施されます。

ガイドハウス前に植栽されていたイイギリ、フサフジウツギ、ノリウツギなどが茂りすぎ建物が見えにくくなっていました。このたび、伐採され建物の全景が見えるようになりスッキリしました。

木を伐採してすっきりしたガイドハウス

10月23日(日)午前10時、ガイドハウスの気温は、13.5度で、曇りで寒く強い風が吹いています。
六甲山上では、木々が紅葉しはじめて、本館横のドウダンツツジの葉が赤く色づいて見事です。

ドウダンツツジの紅葉が見事

今の季節、六甲山でお気に入りの生き物は、リンドウ科のセンブリです。
漢字で書くと「千振」で、千回熱湯で振り出してもなお薬効が消えないという意味です。
センブリの花期は9~10月、花の大きさは3㎝ほどで白い星形の花に紫色のストライプが走り、花の先端を目指して一直線に伸びてかわいいです。2年草で、山麓から山上にかけての日当たりのよいやや乾燥した草地に生えています。

薬草のセンブリの花

センブリは、薬草の胃腸薬として昔から利用され、近年は健康茶として飲用されている人もあると思います。ガイドハウスの近くに咲いているので、香りはどうかと鼻を近づけてみたが、あまり特徴のある香りはしません。ならばと、葉を1枚ちぎって噛んでみたところ、とたんに苦みが口の中にいっぱいにひろがり、咲いている姿からは、あの苦みは想像できませんでした。

ゲンノショウコのミコシグサの拡大写真

また、江戸時代からセンブリ、ドクダミとともに薬草の代表種であるゲンノショウコの白や紅紫の花が、8月~10月にかけて、本館前のスロープに咲いていましたが花は終わりました。(ゲンノショウコの名前の由来は、「現の証拠」の意味で、飲めばたちどころに下痢がとまり、薬効があらわれること)。
花が枯れると、開裂した果実の形が神輿(みこし)の屋根のような形になることから、「ミコシグサ」という別名がありますが、今その様子を見ることができます。茎には、無数の毛があり、花の愛らしい姿とは似つかず、毛むくじゃらですのでじっくり見てください。
                         

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