越冬中のテントウムシと愛称「もんつきさん」のジョウビタキ

2月19日から3月4日まで、二十四節気では「雨水(うすい)」です。
雨水とは、降る雪が雨に変わる頃という意味で、昔は、農作業の準備をはじめる目安としていました。
この時期の雨は、地面の下で眠っていた植物の種の芽を出す準備や、サクラなど春に咲く花の開花を促す貴重な水となります。
また、このころは、暖かい日があると思えば一転寒い日があり、猫の目天気というそうです。
これは、2月22日が猫の日に指定(ニャン、ニャン、ニャンで猫の鳴き声の語呂合わせ)されており、これにちなんで猫の目のように変わる天気の様子からです。

2月23日(木)午前10時、六甲山自然保護センターガイドハウスの気温は7度で、この時期としては暖かです。
昨夜から朝にかけての大雨で、雪もすっかり解けて春のような深い霧がかかっています。 

春の気配の霧の本館


      
今の時期、昆虫を見ることは少ないですが、越冬中のテントウムシ(天道虫)を見つけました。名前の由来は、枝先などから天道様(太陽)へ向かって飛んでいくイメージからつけられました。
テントウムシは、大集団で越冬することがよく知られていますが、同じ種類の中にいろいろな模様を持っています。
黒字に赤い丸い紋が2つあるものが多いですが、紋が4つあるもの、赤字に黒い多くの紋をもつものなど多様で、今回は、いろんな模様を一度に見ることができました。

越冬中のナミテントウ

尾羽を上下させる動きがかわいいジョウビタキ(スズメ目、ツグミ科)が、目の前にやってきました。
六甲山系はもちろん、街中の公園などでも見かけることがあり、人間に対する警戒心も比較的薄く、時には人の前に降り立つこともありますので、ゆっくりと観察しやすい鳥です。

ジョウビタキのオス(gosukeさん撮影)

ジョウビタキは、全長15cmほどで、オスは胸から尾にかけてオレンジ色、顔からのど・翼は黒色、頭部は灰白です。
冬枯れの六甲山上の景色の中であざやかに見えます。メスは全体がオレンジがかった灰褐色で、大きくつぶらなひとみがかわいいです。
いずれも、つばさに白い紋がありよく目立ち、「もんつきさん」の愛称で呼ばれることもあります。
六甲山には、10月頃に北の国からやってきて、3月ごろまで姿がみられる冬鳥です。
11月頃までは、「ヒッヒッ」とよく鳴き、また、くちばしで「カチカチ」という音を出します。
この音が火打石の音に似ていることが、『ヒタキ』の名前の由来だそうです。
カラ類のように多くの個体が集まることはなく、単独で行動し縄張りをつくり見晴らしのよい枝などによく止まっています。

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