秋分(しゅうぶん) 六甲山自然歳時記(第12回)

9月23日から1o月7日まで、二十四節気では「秋分(しゅうぶん)」です。
春分とおなじく、昼と夜の長さがほぼ同じになる日で、太陽は真東から昇り、真西に沈みます。
この日を中日として、前後3日の7日間が秋の彼岸(ひがん)になります。
「暑さ寒さも彼岸まで」とは、春の彼岸を過ぎれば暖かくなり、秋の彼岸を過ぎれば涼しくなります。
これから日は短くなり、徐々に空気が冷えてきて、夜空が澄むのでお月見して、コオロギなどの虫の音を聴(き)きながらのんびりと秋の夜長を楽しみたいものです。

今六甲山上周辺で咲いている花でお気に入りは、秋の七草の一つでオミナエシ科の『オミナエシ』です。
優しい姿を美女に例えて「女郎花」の字をあてています。風に揺らぐこの黄色の花を見れば、秋の風情を感じます。よく成長すると高さは、1mにもなり、茎は上部で枝別れし、黄色い小さな花を固まってつけ粟飯のようです。多年草で、山麓から山上にかけての日当たりのよい草地に生えています。    

秋の風情を感じるオミナエシの花


                
六甲山の秋を彩る現代美術の祭典「六甲ミーツ・アート芸術散歩」が、9月12日から11月23日(祝日)まで、六甲山上の10会場で催されています。
六甲山の自然景観や土地柄をいかした現代アート作品を通じて、六甲山の魅力を再発展してもらうことをテーマにした人気の展覧会です。山上の各施設で、招待と公募の作家31組が出品して展示されていますので、六甲山の自然を感じながらピクニック気分でお楽しみください。

六甲ミーツ・アートの案内チラシ


                  
(とっておきの話題) 秋の七草の覚え方のノウハウ

この時期よく話題になるのが秋の七草です。春の七草は、食べられる野草が選ばれているのに対し、秋の七草は観賞だけでなく人々に活用されるものが選ばれています。秋の七草は、『万葉集』(約1300年前の8世紀ごろに編纂(へんさん)された日本最初の歌集)の中で、山上憶良(やまのうえのおくら)の歌の中に出てきます。
七草の名前をすべて正確に覚えにくいですが、覚えるのに良いノウハウがあります。名前の最初の文字を組み合わせ「おすきな、ふくは(お好きな服は)」と覚えてください。それは、オミナエシ・ススキ・キキョウ・ナデシコ・フジバカマ・クズ・ハギです。

秋の七草の写真は、神戸市花と緑のまち推進センターで撮影


           
万葉の昔から長年親しまれてきた秋の七草の一部は、開発等で次第に減少し、フジバカマは絶滅の危機にあり、またオミナエシやキキョウも少なくなっています。しかし、六甲山上には、まだ残っていますので、探しにお越しください。

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