生物季節観測、9月のヒガンバナ開花は、12日が最初でした。

ヒガンバナは、やはり9月20日のお彼岸が近くなると、一斉に咲き出しました。不思議ですねえ。9月12日の道場方面の開花が一番早かったようですが、お彼岸の日には、ちゃんと六甲山の記念碑台でも咲いていました。
ヒガンバナは、標高差もあまり関係ないのでしょう。ヒガンバナは、中国から伝わってきたのですが、日本に来たヒガンバナは、種ができにくい種類で、球根が分かれて増えていくため、ほとんど性質が近いのだろうということです。
ヒガンバナは、猛毒のコリンという物質を、球根だけでなく、葉や花にも持っていることからか、魔性の花にたとえられたり、墓地によく植えられたりすることから、死人花とも言われ、恐ろしいイメージもあります。作家の宮部みゆきさんが、この花にまつわる怖い話を書いていたことも記憶にあります。また、仏教に伝わる赤い花の名前から、曼殊沙華とも呼ばれます。
では、どうして、そんな花が、日本各地のあぜ道や土手、墓地に多かったかというと、飢饉に備える救荒植物として植えられていたそうです。球根を砕いて水で充分にさらして、デンプンを精製して食べるそうです。毒には気を付けながらですね。それから、この球根の根は、増水などで、土が流れて球根が浮くと、球根を引っ張り下ろし、あぜや土手の土留めの役割を果たしたそうです。また、この球根から雑草があまり茂らない物質が出るため、農作業には、助かったようです。墓地に多いのは、土葬された遺体を球根の猛毒で、野生動物から守ろうとしていたようです。そういう性質を利用していた昔の人々には驚かされますね。

さて、21日の自然保護センターのレクチャー室では、「六甲・摩耶エコツアー体験」と題し、学生レポーターの面々が六甲山についての学習をしていました。六甲山についてのことを少しでも一緒に多く知っていきたいなあ、という願いを持って活動しています。

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