清楚な白花のヤブコウジと奇妙な形のシロソウメンタケ(六甲山の生き物歳時記 第7回)

7月23日から、二十四節気では「大暑(たいしょ)」です。
大暑は、暦の上で暑さが最も厳しくなる頃で、学校などは夏休みに入りますが、当分の間、真夏日と熱帯夜が続きます。
六甲山上は、市街地より気温が4~5度低く過ごしやすいので毎年人気なのが、六甲山の夏の風物詩「真夏の雪まつり」です。

真夏の雪まつりの様子

会場は、六甲山カントリーハウスで、人工雪を広場に敷き詰め、雪遊びや雪の中に埋めたおもちゃなどを探す「宝探しゲーム」などが楽しめます。

六甲山上では、夏休み企画とした多彩なイベントや行事が開催されますが、六甲山自然保護センター本館展示室でも、ワークショップ「六甲山のチョウ標本でぬり絵」を行います。本年4月~5月末までの特別展示の関連企画として好評でしたので、再開します。
実施日は原則として8月の日・木曜日で、詳しくは、「六甲山楽しみ情報ボックス」のHPをご覧ください。

展示室でぬり絵をする子どもたち

7月21日(木)午前10時、ガイドハウスの気温は、25度で、朝方はよく晴れていましたが、11時前から曇っています。                       
今の季節、六甲山でお気に入りの生き物は、ヤブコウジ(藪柑子)です。常緑小低木で、大きくなっても樹高は30㎝程度です。
名前の由来は、名前の示す通り山林の木陰などに自生していて、葉の形や実のつき方が柑子(ミカンの一種)に似ているためです。

清楚なヤブコウジの花

茎は枝分かれせず地下茎で増えていき、夏に小さな白花を咲かせています。
実は、晩秋から冬にかけて赤く色づき、常緑の緑色の葉とのコントラストが美しいです。
庭木の樹木の株元に植える「根締め」に用いられることも多く、センリョウ(千両)やヤブコウジと同属のマンリョウ(万両)と同様に色づいた実は正月の飾り物に使われ、その兼ね合いからジュウリョウ(十両)の別名もあります。
六甲山地の中腹全域で見られます。ガイドハウス西の軒先にも植えてあります。
                   
ガイドハウス前の木の下で、奇妙なキノコを見つけました。モヤシが生えているような糸状の変わったキノコです。

奇妙な形のシロソウメンタケ

山の案内人に尋ねると、シロソウメンタケ(白素麺茸)とのことでした。
名のとおりで素麺のようで、触るとすぐに折れるぐらいの細さなのが、名前の由来です。
図鑑で調べると、小さく不気味な姿なので食べられそうにもないですが、意外にも食べられるキノコで、味も食感もいまいちとのことです。

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