春の六甲山上で、ひときわ目立つ「オオカメノキ」(六甲山の生き物歳時記 第3回)

5月5日(祝日)は、暦のうえでは、「立夏」で夏の始まりです。
六甲山上では、5月の陽ざしを浴びて、イロハカエデをはじめ若葉がまぶしいくらいで、フジの花が紫色の蝶形の花房をたくさん垂らしている様子は見事です。

今が盛りのフジの紫色の長い花房

5月5日(日)午前10時、ガイドハウスの気温は、17度でさわやかな天候で、こどもの日のためたくさんの家族連れでにぎわいました。                           
今の季節、六甲山でお気に入りの生き物は、オオカメノキ(大亀の木)です。
春先から散策路の六甲山ホテルコースで、白い大きな花をつけて目だっていました。

ひときわ目立ったオオカメノキの白い花


                
オオカメノキは、落葉小高木のスイカズラ科ガマズミ属で、4~6月に対生した大きな葉の上に、散房花序を出し、小さな両性花の周りを白い大きな装飾花が取り巻いて華やかです。
夏には、実が赤くなります。
名前の由来は葉の形が、亀の甲羅に似ているためです。別名は、ムシカリ(虫狩)で、名前の由来は、葉がよく虫に食べられることから、その「虫食われ」からムシカリになったそうで、葉が虫に食べられるということは、虫が集まり受粉の機会も増えます。
白い花をよく見ると実は花ではなく、装飾花で花ではありません。その横に枝先から出ている小さな花が、本当の花で、虫が多く来るように工夫しているのです。

5月5日(祝)こどもの日の特別企画として、勤務先の自然保護センター本館展示室で「チョウとなかよくなろう!」を開催しました。

にぎわった会場の様子

内容は、開催中の「六甲山系のチョウの変遷50年」を、親子にわかりやすく説明した後、チョウの一生をわかりやすくした写真紙芝居「アゲハのいっしょう」を行いました。
また、展示しているきれいなチョウの個別標本を親子一緒にぬりえして、記念に持ち帰ってもらいました。

本物のチョウ標本でぬりえを楽しむ


  
参加者は、70名ほどで、「六甲山には、こんなにきれいなチョウが多いのでびっくりした」や「チョウのぬりえが楽しく、おみやげにもらってうれしい」などの感想をいただきました。

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