小さなモリアオガエルとミニ企画展示「科学的・計画的な野生動物の保全と管理」

外敵に襲われないように、葉っぱの上でジーとしている
小さな幼いモリアオガエル。
日向ぼっこでもしているのでしょうか?
それとも餌になる小さい虫が来るのを、
ただひたすらに待ってるのでしょうか?

山の案内人の観察コースの二つ池周辺では、
モリアオガエルの幼いカエルが、
笹の葉の上に数匹出てきていました。
笹と同じような緑色なので、目を凝らさないとわかりません。
目が慣れてくると、あっちにもこっちにも。。。
体長は20mmほどで、身体は完全に蛙ですが、まだ黒い尻尾もつけています。
モリアオガエルは、毎年、6月中旬に木の上に産卵し、
白い泡の揺り籠の中でオタマジャクシへと育ち、
8月下旬ごろに赤ちゃんカエルとなって笹の葉の上に出てきます。
幼いカエルたちは、これから森の中での生活が始まります。
再び池に出てきて産卵するのは3年後だといわれています。
みなさまもかわいらしいカエルさんを探してみてくださいね。

山の案内人の自然観察コースでは、ヤマジノホトトギスが咲いていました。

六甲山自然保護センターの展示室では、
ミニ企画展示「科学的・計画的な野生動物の保全と管理」を開催しています。

丹波市青垣町にあります。
主催者の兵庫県森林動物研究センターは、
県内の野生動物の生息状況や、人と野生生物とのさまざまなあつれきを紹介し、
センターが推進する「科学的・計画的な野生動物の保全と管理」への
理解を得ることを目的に開催しています。

展示目的と内容
人と野生動物が共生するために知っておきたい野生動物の生態や
野生動物をめぐる問題などをはく製や解説パネル及パンフレット・ちらしの配布しています。
・イノシシ・シカ・クマ・アライグマ・タヌキ等の野生動物のはく製、解説パネル
・六甲山南麓では、イノシシが人里に出てきて、人を襲うなど被害が生じているので、
 「イノシシは、なぜ町に出没するの?。餌付けで何が問題なのかパネル展示。
・兵庫県のツキノワグマ~知れば共存が見えてくる~、
 ツキノワグマ保護管理計画に基づいた対策のパネル展示。
 人と野生動物が共生するために、知っておきたい野生動物の生態や野生動物をめぐる問題などを
 はく製やパネル等でわかりやすく解説しています。
 また、県内では、アライグマ・ヌートリアなどの外来種動物の生態系への影響や
 生活環境への被害などの様々な問題についても解説しています。

場 所: 県立六甲山自然保護センター本館展示室
開館時間: 平日 9:30~15:00
土・日・祝日 9:30~16:00
月曜休館(祝日の場合は翌日休館)
入館料: 無料
問合せ先: 県立六甲山自然保護センター 本館  
TEL:078-891-0616   

カテゴリー: 未分類 | コメントをどうぞ

山の日制定記念行事と環境学習プログラム「人と自然の調和、防災の先駆け六甲山地」

今年から、8月11日が「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」という趣旨で、国民の祝日となりましたので、今回は、山の日制定記念行事などの特集をします。
8月11日(祝日)は、六甲山・摩耶山では、朝から好天に恵まれ、多彩なイベントへの参加者や登山に親しむ家族連れやハイカーでにぎわいました。
「山の日」記念フェスティバルが、「海、山へ行く」をテーマに穂高湖周辺で、「六甲山からご来光を見よう」が六甲山カントリーハウスで行われました。
六甲山の景観を楽しみながら走る「Mt六甲トレイルランサマーピクニック」が実施され、26キロコースでは記念碑台が折り返しとなり、約350人の人々が駆けて行かれました。

六甲トレイルラン 記念碑台の折り返し地点

また、「山の日」記念六甲山コレクション展(会場:六甲山自然保護センター)が、6月5日から展示されていましたが、最終日となり好評のうちに終了しました。

六甲山上の県立六甲山自然保護センターでは、環境学習プログラム「人と自然の調和、防災の先駆け六甲山地」が実施されました。主催は、六甲山自然案内人の会で親子など50名の参加者があり、その内容を報告します。

自然保護センター前で参加者記念撮影

最初の講演では、「六甲山地は、土砂災害の歴史であり、防災対策、植林事業など人と自然の調和が図られきている。六甲山地を取り巻く人々の歴史や背景を探り、生物多様性のある自然環境が、この地域の魅力アップに貢献しているなど、歴史的資料などを見せながらの興味深い話題提供でした。

六甲山の歴史と魅力を解説

山上の森林浴と自然観察では、涼しくエゾゼミがなく木立の中を、草花の解説を聞き、セミの抜け殻探しをしながら、ヴォーリズ六甲山荘までの間を散策しました。

涼しい山上で森林浴しながら自然観察

午後からは、グループに分かれて指導を受けながら、どんぐりや木の葉で、トトロの森の置物つくりの楽しい工作をしました。
参加者は「六甲山の魅力が良く分かった。かわいいトトロの森の置物のおみやげができた。」などと喜んでおられました。

トトロの森の置物制作の様子


        
また、自然保護センター本館展示室では、ワークショップ「六甲山の本物のチョウ標本でぬりえ」が実施され、子どもから大人まで「本物のチョウ標本」を見て台紙にぬりえをして記念に持ち帰っておられます。8月の木曜・日曜日(但し21日は除く)午後1時~3時まで実施しますのでお越しください。

本物のチョウ標本でぬりえ

カテゴリー: 未分類 | コメントをどうぞ

秋を感じる花と環境学習プログラム【六甲山の森と植物を調べよう】

秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ おどろかされぬる (藤原敏行朝臣)
秋の気配を感じるには、まだ少し早いような気がしますが、
早いもので今日は 立秋、暦の上ではもう秋ですね。
みなさま 残暑お見舞い申し上げます。

六甲山自然保護センター前スロープのところの植栽では、
ゲンノショウコが可愛い花をたくさん咲かせています。

ゲンノショウコ(現の証拠) 
フウロソウ科 フウロソウ属
学名:Geranium thunbergii

薬草として知られ、ゲンノショウコ、ドクダミ、センブリは、
日本の三大民間薬と呼ばれてます。
昔から下痢止めの薬草とされていて、陰干しにした全草を煎じて飲むと、
ぴたりと効くので「現の証拠」という名がついたといわれています。
「てきめん草」や「たちまち草:太知未知久佐(たちまちぐさ)」
「医者いらず」とも言われます。
薬効成分は、赤花も白花も変わりはないそうですが、
赤色は関西に多く、白色は関東に多いそうですが、
ここでは、赤白、仲良く咲いている光景に出会います。

ほっと癒される可愛い花ですが、花言葉は「心の強さ」だそうです。
これから初秋にかけて次々と可愛い花を咲かせる、 
ゲンノショウコを見に来てくださいね!

・・・環境学習プログラム【六甲山の森と植物を調べよう】・・・

六甲山上の記念碑台にあります、
県立六甲山自然保護センターでは、環境学習プログラム
先日、7月31日(日)に実施されました、
夏休みの宿題お助け企画「六甲山の森と植物を調べよう」のご報告です。
主催は、ブナを植える会。
講師は、六甲山のブナにお詳しい 栃本氏です。

親子連れが対象ということで、六甲で見られるさまざまな森の成り立ちや特徴、
六甲の森が抱えている問題などについての話を分かりやすくお話され、
ご参加のみなさまは、とても熱心に聞いておられました。

講演後、講師と共に自然保護センターからはやや離れた、
紅葉谷入り口 極楽茶屋跡へ移動。
ブナ林の現地では、植樹の経緯や育成状況等について説明がありました。

自然の音しか聞こえない、厳かな空間が 広がり、ブナの株立ちが見えます。
日本を代表する、夏緑樹の王様 ブナ
ブナ(椈) ブナ科ブナ属  学名:Fagus crenata
白っぽい樹皮を持つことと、大きな木が多いことから、
林の中でひときわ目立ちます。

自然林としてのブナ林が残る六甲山ですが、
その規模は必ずしも大きいものではありません。
六甲山のブナ林は現在ごく小面積で、
山頂近くの谷部などに辛うじて残されている状態です。
しかしながら、これらのブナ林は、かつての植生の状況や環境を知る上で、
また、これからの森づくりを考えていく上で大変重要な樹林です。
六甲山にブナは、おもに海抜700m以上に点々と生育していますが、
130本程度しか残っていないそうです。
近畿地方の太平洋側に残存するブナ林は極めて少なく、
紀伊半島の中央部を除くと、金剛山、妙見山、六甲山、和泉葛城山などの
山頂付近に小面積の林分が点在するにすぎず、
兵庫県神戸市域の六甲山に残されたわずかな個体群は、非常に貴重な存在です。
絶滅が危惧される六甲山のブナを
平成5年、ブナを植える会の会員さんが、紅葉谷で立派に結実した種子に出会い、
関係機関のご協力で育苗して、
平成12年より、六甲山上の各所に植樹を始めたそうです。
今では六甲山最高峰、極楽茶屋跡、
記念碑台などに、120本前後の六甲ブナを育樹されています。

自然保護センターに帰って、昼食後は、植物調査と標本作り。


盛りだくさんの多彩な内容で、
参加者のみなさまは、夏休みの宿題のヒントになったと好評でした。

***間近の六甲山自然保護センター環境学習プログラムのお知らせ***

2016年8月11日(木・祝:山の日)9:30~14:00からは、 
平成28年度六甲山自然保護センター環境学習プログラム
「人と自然の調和 防災の先駆け六甲山地」
開港150年の歴史とともに、地域の魅力に貢献が開催されます。
※雨天予備日8月14日(日)  
内容:六甲山の歴史と魅力を紹介、山上の森林浴と自然観察。
    トトロの森の置物など、たのしい工作をします。
集合場所、時間:六甲山自然保護センター  
        (阪急バス・山上バス、六甲山記念碑台下車) 
        受付開始9:30~  開会10:00~ 
会場:兵庫県立六甲山自然保護センター
    (神戸市灘区六甲山町北六甲 ℡078-891-0616)      
募集対象:子どもから大人まで
募集人員:約30名(事前申し込み不要)
参加費:無料
持ち物:昼食・山歩き用の靴・雨具・服装(長袖、長ズボン)
主催:六甲山自然案内人の会
問合せ先:香西(こうざい)さん TEL:090-1441-9658

みなさまのご参加をお待ちしております。

カテゴリー: 未分類 | コメントをどうぞ

目立つ青い小花のフサフジウツギと環境学習プログラム(第8回六甲山の生き物歳時記)

8月4日(木)午前10時、ガイドハウスの気温は、27度で市街地と比べ4℃程低く、木陰では涼やかな風が通っていて、本館にも多数の入館者があり賑わいました。                              
今の季節、六甲山で目立つのは、フサフジウツギ(房藤空木)です。
明るい青色の小花をつけ、花の真ん中にオレンジ色の模様があるフジウツギ科の落葉低木(樹高は最大3m)です。
中国原産の帰化植物といわれ名前の由来は、空木のような木で藤の花房に似た花をつけるためです。

「チョウを呼ぶ花」ブッドレア

学名のブッドレアがそのまま流通名になっています。
「チョウを呼ぶの花」と言われるようにチョウが良く集まり、花の上はいつもチョウなどの虫達でとても賑やかで、虫などの観察にこれほど適した花はありません。
六甲山地の全域で、特に山麓から山上にかけての日当たりのよい、ドライブウェイやハイキングコース沿いに見られます。

7月30日(土)六甲山上の県立六甲山自然保護センターでは、環境学習プログラム「六甲山の自然とともだちになろう!」(土の中と池の中の生き物の世界を見よう!ネイチャーゲーム、太陽観測を楽しもう!)が実施されました。主催は。NPO法人六甲山の自然を学ぼう会で40名ほどの参加者がありました。その内容を報告します。
記念碑台近くのつげ池にもんどりをしかけてカヌーを浮かべ沈め、2時間程経過した後もんどりを引きあげました。

カヌーで池の奥にモンドリを仕掛け

中には、20cmほどのフナやウシガエルの大きなオタマジャクシなどが入り、手で触ったりして観察しました。
また、六甲山の成り立ちや自然についてのおはなしや森の落ち葉を集めて腐り土になったのを顕微鏡で見ると多くの土壌生物がいました。

ろっこうさんの自然について解説


土の中の生き物を顕微鏡で観察

森の散歩道では、ネイチャーゲームのビンゴをしながら自然の中を散策するなど、多彩な内容のプログラムが行われました。

ネイチャーゲームで自然観察

参加者は、初めての体験することも多く、目を輝かせて積極的に取り組み、「楽しみながら夏休みの課題ができた」などと話しておられました。

カテゴリー: 未分類 | コメントをどうぞ

【六甲山コレクション展】「六甲山はこうして始まった」講演会・歴史探訪ウオーク

7月23日(土)六甲山自然保護センター 特別展示スペースで好評開催中の
[山の日]記念【六甲山コレクション展】展示企画・協力:森地一夫さんによる、
展示についての講演会/記念碑台の周辺の歴史探訪ウオークを開催いたしました。
レクチャールームは大勢の参加者の方々で満員で賑わいました。

講師の森地一夫さんは、HP「祖父の見た六甲山」を開設されています。
六甲山の開祖といわれるA.Hグルーム氏以降の
六甲山開発について調べている卓越したフィールドワーカーです。
講演では、六甲山開発の様子を解説していただき、
また六甲山に関する本や地図など貴重な資料もたくさん紹介されました。
参加者の方々は、森地さんの探求心に大変感服しているご様子でした。

午後からは、歴史探訪ウォーク
記念碑台周辺を歩き、昔の写真と現在とを見比べ、
六甲山ホテルの旧館や六甲登山ロープウェイ跡地など六甲山開発の名残を確かめながら、
当時の賑やかな様子に思いを馳せました。

六甲登山ロープウェイ山上駅跡地(月見橋跡地の説明)当時の面影が残っています。

参加者方々がご興味を持たれたのは、
記念碑台バス停付近にある昭和7年に建てられた六甲山廻遊道路建設碑です。
今もひっそりと建っていて、こんな身近なところにあるこの碑を
みなさんご存知ありませんでした。

大正15年1月に山上の入会権が解消し、
昭和2年5月に阪神が有野村から75万3千坪の土地を購入、
その土地を巡るように回遊道路(全長7.1km)を建設し、
昭和7年10月に竣工して建てらたのがこの碑です。
その後、阪神は、この回遊道路の周囲に、山上施設を建設していきました。
この碑は、阪神の六甲山経営のスタート地点といえます。

[山の日]記念「六甲山コレクション展」
六甲山自然保護センター 特別展示スペースで好評開催中です!


「六甲山の開発はこうして始まった~明治・大正期の六甲山上探訪~」
今年から国民の祝日「山の日(8月11日)」が施行されることことを記念して、
六甲山の歴史に関する特別展を六甲山自然保護センターで開催しています。
内 容:明治から戦前までの六甲山の開発に関する資料
     (古地図、古写真・書籍・新聞記事・映像等)を展示・上映。
場 所:兵庫県立六甲山自然保護センター
     (神戸市灘区六甲山町北六甲 ℡078-891-0616)
主催・問合せ先:神戸県民センター県民課 
         電話:078-361-8629
展示企画・協力:森地一夫氏(西宮市)
事業連携:兵庫県立人と自然の博物館
詳細:兵庫県HP 山の日」記念「六甲山コレクション展」の開催について
   https://web.pref.hyogo.lg.jp/kok12/press/280602rokkousancllection.html
第一回の今年は、「六甲山の開発はこうして始まった」をテーマに、
明治・大正期の大変貴重な古地図、古写真、書籍等を公開しています。
貴重な資料を展示していますので、ぜひご覧ください!

この日の朝9時過ぎの六甲山ガイドがハウスの気温は24.5℃
記念碑台からの眺望は、夏には珍しく遠くまで見え、
日陰は涼しく、昼間からカナカナカナとヒグラシの啼くのも涼しく感じられました。

【夏のクラフトワークショップ】 ~自然のものを切り紙にしてみよう~開催中

「いいお土産ができた」、「夏休みの宿題にいいですね」、
「六甲山の思い出になりました」等々と 好評をいただいております。
開催場所:兵庫県立六甲山自然保護センター 
     展示室もしくは、レクチャールーム
開催日:8/7(日),20(土)
開催時間:10:00~15:30 随時受付 無料 
※ただし、業務の都合により変更あり
夏の思い出に ぜひご参加ください!!

カテゴリー: 未分類 | コメントをどうぞ

清楚な白花のヤブコウジと奇妙な形のシロソウメンタケ(六甲山の生き物歳時記 第7回)

7月23日から、二十四節気では「大暑(たいしょ)」です。
大暑は、暦の上で暑さが最も厳しくなる頃で、学校などは夏休みに入りますが、当分の間、真夏日と熱帯夜が続きます。
六甲山上は、市街地より気温が4~5度低く過ごしやすいので毎年人気なのが、六甲山の夏の風物詩「真夏の雪まつり」です。

真夏の雪まつりの様子

会場は、六甲山カントリーハウスで、人工雪を広場に敷き詰め、雪遊びや雪の中に埋めたおもちゃなどを探す「宝探しゲーム」などが楽しめます。

六甲山上では、夏休み企画とした多彩なイベントや行事が開催されますが、六甲山自然保護センター本館展示室でも、ワークショップ「六甲山のチョウ標本でぬり絵」を行います。本年4月~5月末までの特別展示の関連企画として好評でしたので、再開します。
実施日は原則として8月の日・木曜日で、詳しくは、「六甲山楽しみ情報ボックス」のHPをご覧ください。

展示室でぬり絵をする子どもたち

7月21日(木)午前10時、ガイドハウスの気温は、25度で、朝方はよく晴れていましたが、11時前から曇っています。                       
今の季節、六甲山でお気に入りの生き物は、ヤブコウジ(藪柑子)です。常緑小低木で、大きくなっても樹高は30㎝程度です。
名前の由来は、名前の示す通り山林の木陰などに自生していて、葉の形や実のつき方が柑子(ミカンの一種)に似ているためです。

清楚なヤブコウジの花

茎は枝分かれせず地下茎で増えていき、夏に小さな白花を咲かせています。
実は、晩秋から冬にかけて赤く色づき、常緑の緑色の葉とのコントラストが美しいです。
庭木の樹木の株元に植える「根締め」に用いられることも多く、センリョウ(千両)やヤブコウジと同属のマンリョウ(万両)と同様に色づいた実は正月の飾り物に使われ、その兼ね合いからジュウリョウ(十両)の別名もあります。
六甲山地の中腹全域で見られます。ガイドハウス西の軒先にも植えてあります。
                   
ガイドハウス前の木の下で、奇妙なキノコを見つけました。モヤシが生えているような糸状の変わったキノコです。

奇妙な形のシロソウメンタケ

山の案内人に尋ねると、シロソウメンタケ(白素麺茸)とのことでした。
名のとおりで素麺のようで、触るとすぐに折れるぐらいの細さなのが、名前の由来です。
図鑑で調べると、小さく不気味な姿なので食べられそうにもないですが、意外にも食べられるキノコで、味も食感もいまいちとのことです。

カテゴリー: 未分類 | コメントをどうぞ

霧の中で咲くムラサキシキブとクモの巣キラリ

今日の六甲山上は、霧が出ていて、
時折 雨が降ったりしていました。

この時期、端境期で花は少ないのですが、
そんな中、あちこちに目立っていたのは、
いつもは気づくことの少ない『クモの巣』。

細かな水滴で浮かび上がっていました。
クモの巣が、水玉マジックで素敵なアクセント。

よく見ると、真珠のネックレスのように美しいです。
海外ではweb pearlsとも呼ばれているそうです。

実際は、もっとキラキラ輝いてましたが、
なかなか上手く撮れませんでした。

クモの巣の張り方は、平面的には多面体に張っていますが、
よく見ると前後にも網は広がり、深さと奥行きを持っています。
また、クモの種類によって大きさや糸を張るデザインなどが、
それぞれに違っておもしろいものです。

こんな素敵なものが見られると、
クモ巣の観察がとても好奇心をかりたてられますね。
こんな霧の日に、ちょっと気持ちの悪い
イメージのクモの巣作りを観察するという
機会を持つのもいいのではないでしょうか。
日本に約1200種類がいるといわれるクモ。
そのほとんどは人に害を与えることがなく、
昔から福の神として大切にあつかっている地域も多いそうです。

今朝の六甲山記念碑台は、霧の中、9時過ぎの気温は23℃でしたが、
湿度が高く 蒸し暑く感じました。

林縁では、ムラサキシキブ(紫式部)の花が咲き始めていました。

花は遠くからはあまり目立ちませんが、
近づくと、ほんのり甘い香りがしました。

ムラサキシキブといえば、季語を秋とさせるほどに、
印象的な「紫色の実」が記憶に強く刻まれていますが、
優美な花も忘れるわけにはゆきませんね。
ほんのり紫色で黄色い雄しべが目立って素敵です。
花を見る機会は、少ないですが、
どことなく奥深しさも感じられ、心が和みます。
淡い紫色の可愛い花を見てると、
何だか、やさしい気持ちになれそうな気がします。

花言葉は、「愛され上手」「上品」「聡明」だそうです。

ひっそりと咲いてそれでいて美しい、
実りの季節も楽しみな樹木の一つです。

カテゴリー: 未分類 | コメントをどうぞ

黄花のキツリフネとドクダミ(別名:十薬)は、薬効がある!(六甲山の生き物歳時記 第6回)

7月7日から、二十四節気では「小暑(しょうしょ)」でした。小暑とは、暑さが日増しに加わってくる頃という意味です。
しかし、梅雨の最中で曇りや雨の日が多いですが、陽ざしが日増しに強くなり夏の気配が感じられるようになってきます。
7月10日(日)午前10時、ガイドハウスの気温は、24度で、朝方は晴れていましたが、10時前から霧が発生して、視界が悪くなっています。                           
今の季節、六甲山でお気に入りの生き物は、キツリフネ(黄釣舟)です。

ユニークな形の花 キツリフネ

帆掛け船をぶらさげたようなユニークな黄色の花が咲いて、別名ホラガイソウともいわれています。
袋状の花冠の後ろは距になっていて、下向きに曲がっています。
実は熟すとちょっとした刺激ではじけ散ります。毒草ですので、気をつける必要があります。
キツリフネは、1年草のツリガネソウ属の植物で、六甲山上には、半日陰のやや湿った道沿いに生えており、六甲高山植物園から広がったといわれています。
       
7月上旬頃に、よく目立つ花はドクダミです。

とんがり帽子の目立つドクダミの花

ドクダミは、ドクダミ属の多年草で、花は、6~7月に咲き、4枚の白い花びらのようながくの真ん中に、黄色い花が集まりとんがり帽子のように見えます。
葉は暗緑色で、全体に強い臭気があります。少し日当たりの悪い場所を好み、道端、やぶ、林縁などに生えています。
どくだみ(毒溜)の名前から、毒を持っていると勘違いする人もいますが、十薬(じゅうやく)の名のとおり10種の薬効があるといわれています。
葉をもんでつければ、おできやじんましん、水虫、やけどなどに効果があります。乾燥させ煎じたお茶には、利尿作用や、動脈硬化の予防、お通じをよくする効果などがあります。
このように、ドクダミは、昔から薬草として大切な役目を果たしていますので大事にしたいものです。
                   

カテゴリー: 未分類 | コメントをどうぞ

儚き花 【夏椿】と切り紙 ワークショップ

六甲山ガイドハウス前に植栽されている 、夏椿の花が咲き始めました。

「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり」は、
よく知られた平家物語の冒頭ですが、
これに続く「沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす」の
沙羅双樹は,このナツツバキあるいはヒメシャラと言われています。
白いヒメシャラあるいは、ナツツバキの花が落ちると
徐々に褐色に変わっていく様子を、
盛者もいつかは衰えていくことに例えたものと思われます。
ただし、沙羅双樹はインドの高地などに生育し、
熱帯性の樹木のフタバガキ科の木本で、全く別種です。
日本の気候風土では育たないそうで、
そこで、いつのまにかナツツバキが
沙羅双樹といわれるようになったようです。

万葉集にも「娑羅双樹」としてあり、
また、江戸時代の貝原益軒編纂の「大和本草」には、
「本当に沙羅双樹であるかは不詳である」として「沙羅樹」が現れています。
材は、床柱や器具材として利用され、
また、樹形が整い涼しげなので庭木としても好まれます。

ナツツバキ(夏椿)
ツバキ科ナツツバキ属
学名:Stewartia pseudocamellia

ツバキに似た清楚な花は、花弁の縁に細かいぎざぎざが入っています。
この花は一日花で,せっかく開いても一日で花を落とします。
これが「盛者必衰の理を表す」と続く所以なのでしょうか。。。
標高の高い六甲山では、平地より少し遅れて咲く、ナツツバキ。
夏の一時期に味わえる儚き花の風情を、楽しみにお越しください。

そして、六甲山と言えば・・・アジサイ、神戸市の花もアジサイです。
霧の中で咲く花は、心に染みてくるような美しさがあり、癒されます。

今朝の六甲山記念碑台は、幻想的な霧に包まれていました。
10時の気温は21,5℃、この後、晴れていいお天気になりました。

【夏のクラフトワークショップ】
~自然のものを切り紙にしてみよう~を、開催中です。

本日もたくさんの方が参加されました。
「いいお土産ができた」、「夏休みの宿題にいいですね」、
「六甲山の思い出になりました」等々と 好評をいただいております。

開催場所:兵庫県立六甲山自然保護センター 
     展示室もしくは、レクチャールーム
開催日:7/17(日),8/7(日),20(土)
開催時間:10:00~15:30 随時受付 無料 
※ただし、業務の都合により変更あり
夏の思い出に ぜひご参加ください!!

カテゴリー: 未分類 | コメントをどうぞ

グルーム祭 -六甲山の安全祈願と夏山開き-

梅雨真っ只中の肌寒い天候の中、
六甲山の開祖・グルーム氏の業績を称えるとともに、
夏山シーズンの安全を祈願する、
第33回六甲山グルーム祭が開催されました。

アーサー・ヘスケス・グルーム氏は、
1846年にイギリスで生まれ、貿易商として神戸に来て、
仕事のかたわら山上に別荘を建て、日本で最初のゴルフ場を作るなど、
私財を投じて六甲山観光の礎を築きました。
この功績を称え、この地に六甲山開祖の碑が設置され、
それが現在の記念碑台となっています。

例年 記念碑台のグルーム像の前で開催されるのですが、
今年は、雨が降ったりやんだりのあいにくのお天気で、
六甲山自然保護センターの中のレクチャールームでの開催。

神主さんによる安全祈願祭には、
レクチャールームに入りきれないほどのたくさんの方が参加され、
最後には、灘の酒樽の鏡開きあり、参加者全員に振舞われました。

カテゴリー: 未分類 | コメントをどうぞ