小満の候、心惹かれる花

六甲山上も日中は、汗ばむ陽気となり、
夏の近いことを実感する季節になりました。

昨日、今日と六甲山ツーデーウォークが開催され、
記念碑台は大勢の人で賑わってました。

山の案内人の観察コースを歩いていると、
二つ池近くの「コロコロコロ」と鳴く声は、モリアオガエル?
ポッポー あっ ツツドリのようです。
東京特許許可局?・・・ホトトギスの初鳴きも聞かれました。

花の少ない時期ですが、
コツクバネウツギ(小衝羽根空木) の花が目立ちました。
六甲山でよく見られる低木の代表です。


別名:キバナツクバネウツギ
ガク片は普通2枚、時に3枚のものもあります。
名前の由来は、ツクバネウツギより花が小さいため。
なお、ツクバネウツギの萼片は5枚で、羽子板の羽根のような形状です。

頭上のベニドウダンの薄紅色の可愛い花に癒される。
花の色が薄いですが、サラサドウダンではないそうで、ベニドウダンだそうです。

20日から、二十四節気の小満の候となり、
万物が成長して一定の大きさに達するころで、
暦便覧には「万物盈満すれば草木枝葉繁る」とあります。
草木がグングンとのび、太陽の日差しがまぶしく感じられ、
夏日が続き、植物たちも勢いを増して日に日に緑が濃くなっています。

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「森の酒場」が六甲山自然保護センター展示室に出現(六甲山の生き物歳時記 第4回)

5月後半になり、今の時期はさわやかな気候で、四季の中でも最も自然に親しみやすい季節です。
山野では、若葉が輝き、たくさんの花が次々と咲いています。
六甲山上で目立つ花は、若葉の緑に朱色の鮮やかな花の「ヤマツツジ」です。

朱色の鮮やかな花 ヤマツツジ

また、ガイドハウス横の駐車場奥に、白い二本の花穂がきれいなセンリョウ科のフタリシズカ(二人静)の花が清楚な姿で咲いています。
5月19日(木)午前10時、ガイドハウスの気温は22度で、晴天ではありますがさわやかな風が吹くすがすがしい天候で、登山客の姿を多く見かけます。

2本の花穂が目立つ フタリシズカ

5月14日(土)自然保護センター本館展示室で開催中の「六甲山系のチョウの変遷50年~平尾榮治コレクションを中心に~」特別企画として、展示構成者の平尾榮治氏を招き講演・展示説明会を実施しました。
会場は、本館レクチャールームで、チョウ愛好家を含め30名ほどの参加者がありました。

盛況でした講演・展示説明会の様子


   
講演内容は、展示標本のねらいや説明、1960年代からの六甲山の変遷、里山の荒廃や地球温暖化を感じる新たなチョウの定着、自宅でのバタフライガーデンの様子など興味深い内容でした。
特に、60年前からのチョウ図鑑の現物紹介は興味深かったです。講演後の熱心な質疑もあり、参加者の皆さんから良い企画でしたとの言葉をいただきました。

六甲山系の雑木林で夜にみられる、虫達の「森の酒場」が自然保護センター展示室に登場しました。
これは、縦横60㎝の展示箱の中に収めたクヌギの太枝に、虫たちの好むアルコールに模した樹液をぬり、多くの虫が集まっている様子を表現したものです。

雑木林の「森の酒場」の展示が出現

森の王者のカブトムシ、クワガタムシ、カナブン、国蝶のオオムラサキ、ルリタテハ、カミキリムシ、スズメバチなどの実物標本を展示しています。
これは、平尾榮治氏の制作・寄贈によるもので、常設展示ですので、是非ご覧ください。

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春の六甲山上で、ひときわ目立つ「オオカメノキ」(六甲山の生き物歳時記 第3回)

5月5日(祝日)は、暦のうえでは、「立夏」で夏の始まりです。
六甲山上では、5月の陽ざしを浴びて、イロハカエデをはじめ若葉がまぶしいくらいで、フジの花が紫色の蝶形の花房をたくさん垂らしている様子は見事です。

今が盛りのフジの紫色の長い花房

5月5日(日)午前10時、ガイドハウスの気温は、17度でさわやかな天候で、こどもの日のためたくさんの家族連れでにぎわいました。                           
今の季節、六甲山でお気に入りの生き物は、オオカメノキ(大亀の木)です。
春先から散策路の六甲山ホテルコースで、白い大きな花をつけて目だっていました。

ひときわ目立ったオオカメノキの白い花


                
オオカメノキは、落葉小高木のスイカズラ科ガマズミ属で、4~6月に対生した大きな葉の上に、散房花序を出し、小さな両性花の周りを白い大きな装飾花が取り巻いて華やかです。
夏には、実が赤くなります。
名前の由来は葉の形が、亀の甲羅に似ているためです。別名は、ムシカリ(虫狩)で、名前の由来は、葉がよく虫に食べられることから、その「虫食われ」からムシカリになったそうで、葉が虫に食べられるということは、虫が集まり受粉の機会も増えます。
白い花をよく見ると実は花ではなく、装飾花で花ではありません。その横に枝先から出ている小さな花が、本当の花で、虫が多く来るように工夫しているのです。

5月5日(祝)こどもの日の特別企画として、勤務先の自然保護センター本館展示室で「チョウとなかよくなろう!」を開催しました。

にぎわった会場の様子

内容は、開催中の「六甲山系のチョウの変遷50年」を、親子にわかりやすく説明した後、チョウの一生をわかりやすくした写真紙芝居「アゲハのいっしょう」を行いました。
また、展示しているきれいなチョウの個別標本を親子一緒にぬりえして、記念に持ち帰ってもらいました。

本物のチョウ標本でぬりえを楽しむ


  
参加者は、70名ほどで、「六甲山には、こんなにきれいなチョウが多いのでびっくりした」や「チョウのぬりえが楽しく、おみやげにもらってうれしい」などの感想をいただきました。

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新緑の六甲山と可憐なチゴユリ

六甲山も風薫り、草萌える5月になりました。

山の案内人の観察コースでは、こんな可愛い花が咲いています。

うつむき加減に咲いている姿は何ともかわいくて、
和名は「稚児百合(チゴユリ)」 ユリ科 チゴユリ属
百合に似た稚児のようにかわいらしい花が咲くことから、この花の名が付いたそうです。
林では日光があまり当たらないためか、
種で増えることは少なく、もっぱらランナー(走出枝)で増えます。
そのためか、群落があちこちに見られ、
林の中で自分の足で発見した時の感動は、言葉では言い表せないほどです。
チゴユリの花言葉は、「恥ずかしがり屋」「純潔」だそうです。
この花にぴったりの花言葉ですね。

ボランティアガイドと一緒に自然の中に入ってみませんか。
知らなかった草花との出会い、野鳥や虫たちとの出会い等があります。
ちょっと入った林の中では、そっと自然の営みが繰り返されています。

六甲山の自然に詳しいボランティアガイド「山の案内人」約60人が登録しており、
毎週土曜・日曜・祝日には六甲山ガイドハウスに数名が交代で駐在し、
山上の道案内や施設の案内、
自然保護センター周辺の自然観察会(4月~11月)等を実施しています。

六甲山ガイドハウスでは、山の案内人による自然観察会を行っております。
4月~11月の毎週土日と祝日に1日2回(11:00~と13:30~)。

季節の花や生き物など六甲山の自然について、
山の案内人の解説を聞きながら、
六甲山自然保護センター周辺のコースを約1時間ほど、
森林浴の散策をしていただけます。(参加費は無料です。)

新緑がきらめく六甲山での
山の案内人による自然観察会に、ぜひご参加ください。

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るり色の「青い鳥」がやってきた!(六甲山の生き物歳時記 第2回)

目の覚めるような、るり色の「青い鳥」がやってきた!

六甲山自然保護センター前の記念碑台では、まだ、花と緑の葉のコントラストがきれいなオオシマザクラが咲いています。
記念碑台は、標高約800ⅿで気温が市街地より4℃ほど低いためです。

記念碑台のオオシマザクラ

今年は例年に比べ、植物の開花時期が1~2週間早いとのことですが、六甲山上でも、シハイスミレ,ツボスミレ、タチツボスミレ、ニヨイスミレなどが同時に咲いています。
特に、本館前の法面には、タチツボスミレが群れて見頃です。

ハート形の葉のタチツボスミレが群生

4月24日(日)午前10時、ガイドハウスの気温は、16度で春の登山にふさわしい季節となり登山客が多くなってきました。                           
この季節、六甲山でお気に入りの生き物は、オオルリ(大瑠璃:スズメ目、ヒタキ科)です。夏鳥として4月中旬から六甲山にやってきます。
オオルリは、スズメより少し大きくスマートで、オスは頭から背中、尾羽まで少し光沢のある色鮮やかな青(るり)色の鳥です。
しかし、メスは茶色で目立つ特徴はありません。

青い鳥のオオルリ(gosukeさん撮影)

渡ってきた直後は活発に動き、枝先にとまりながら虫を見ると飛びついて捕えて元の場所に戻る(フライング・キャッチ)様子が見られます。         
つがいになった雌雄は、縄張りを作って生活し、見通しの良い木の枝先に止まって「ピーピィピィピィ ジジッ・・・・(ジジッという声が入るのが特徴)」とさえずります。オオルリは、鳴き声が美しいので、ウグイス、コマドリとともに日本の三鳴鳥といわれています。

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可憐なミヤマカタバミの花

本日の六甲山上記念碑台
午前中は、強風・濃霧の悪天候でした。

ところが・・・お昼からはその天気が嘘のように青空が広がりました。
午後2時の気温は15℃

せっかくなので、少し周辺を山の案内人の方と散策。。。咲いているかなぁ~~?

ミヤマカタバミの花は、全開ということでなく、
少しうつむき加減に咲いていることも多いです。
葉っぱがハート型で何とも愛らしいです。

ミヤマカタバミ (深山酢漿草)
学名:Oxalis griffithii

林内に生え、地下茎から長い葉柄を伸ばしてハート形の葉をつけます。
3月~4月ごろ、花茎を伸ばして白色の花を咲かせます。
日光があたっていないと開花しません。
花の大きさは3cmほどで、よく観察すると、
花弁には薄紫色の筋があります。
地下に太い根茎があり、そこから直接葉柄を伸ばします。
    
名前の由来は、傍食/片食(カタバミ)から・・・
睡眠運動の時に、片方が欠けて、
食べたように見えるからだそうですが、
古い言葉では、食(は)むというので、
「片食(かたばみ)」→「カタバミ」の名になったのだそうです。
また、ミヤマは深山に自生するという意味です。

草花のささやき。。。山を歩いていると 心が和みます♪

気持ちのいい季節の六甲山 記念碑台周辺 
ガイドハウス・自然保護センターにも、ぜひお越しくださいませ^^

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お山の上も春の装い(六甲山:記念碑台周辺)

山の案内人の会の自然観察コースで、
シロバナショウジョウバカマ(白花猩々袴)がひそやかに咲いていました。

ショウジョウバカマの変種だそうです。
シロバナショウジョウバカマは、清楚な花の色がひときわ美しく感じられます。

六甲山に春を知らせてくれるショウジョウバカマの花は、
赤やピンクの濃淡いろいろの花を咲かせてくれ、白い方が早くに咲くようです。
白花に少し遅れてピンク色の本来のショウジョウバカマが咲きだしていました。
写真にすると色が薄くなってしまいましたが、淡いピンク色です。

ショウジョウバカマ(猩々袴) ユリ科
学名:Heloniopsis orientalis

ショウジョウバカマは、花が赤いので中国の鼓舞にでる、
お酒を呑んだ猿の「猩々」から名がつけられ、
下につく葉が袴の折れ線のように見えることから「猩々袴」と呼ぶそうです。
花の色は淡紅色~濃紅色まで変異が多く、六甲山は白花をよく見かけます。

今日は曇り空で六甲山上記念碑台交差点にある、
ガイドハウスの朝9時30分の気温は15℃。
六甲山自然保護センターからの景色もぼんやりしています。
六甲山上もいろいろな花たちが、
その華麗な姿を見せてくれる季節となりました。

六甲山ガイドハウスでは、山の案内人による自然観察会を開催しております。
季節の花や生き物など六甲山の自然について、山の案内人の解説を聞きながら、
六甲山自然保護センター周辺のコースを約1時間ほど、森林浴の散策。 
 ・4月~11月の毎週土・日と祝日
  午前の部:11時~
  午後の部:13時30分~
 ・無料
 ・所要時間は約1時間です。
 ・集合場所:六甲山ガイドハウス玄関前
(天候などの諸事情により中止になる場合があります。)
※多人数のグループでご参加の場合は事前にご連絡ください。
お問い合わせ:六甲山ガイドハウス 078-891-0808

早いものでここでの勤務も満11年になりました。
12年目もどうぞよろしくお願いいたします。

毎回何がかしか、小さな発見があるものです。
春の装いになってきた六甲山自然語義センター・ガイドハウスへお越しください。

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六甲山の生き物歳時記(第1回)

六甲山の生き物歳時記の掲載について

今回から、50年近く神戸に住み、県立六甲山自然保護センターに非常勤駐在として勤務する筆者が、それぞれの季節の中で出会った生き物について、その生い立ちや人とのかかわり、名前の由来なども含めて紹介します。
大地にしっかり根を張った年を経た大樹、若葉や紅葉に彩られた樹木、その下に咲き乱れる野草や、これに群がる昆虫、まれに顔を覗かす動物やその足跡など、六甲山の山野には発見と感動があります。その様子の一部をお伝えできればと思います。

六甲山系の白い花、多くはコブシではなくタムシバ!

六甲山自然保護センター周辺では、白い釣鐘型の小さな花を咲かせているアセビが花盛りで、アジサイの緑の新芽が目立ちはじめています。
 4月9日(土)午前10時、ガイドハウスの気温は、15度で春の登山にふさわしい季節となり登山客が多くなってきました。

今、六甲山の谷筋を中心に白い大きな6弁の花が咲き、目立っています。その花は一般にはよくコブシといわれていますが、ほとんどが同じモクレン科のタムシバ(噛柴)です。肥よくな土地に生育するコブシに対し、タムシバは産地のやせた土地に生育します。

六甲山の斜面に目立つタムシバの白い大きな花


  
花を見ると、コブシとタムシバは簡単に見分けられます。いずれも白い花ですが、違いは花の付け根に若葉があるかどうかで判断できます。若葉がある方がコブシ、若葉がない方がタムシバです。名前の由来は、葉を噛めば甘く甘い味がするため、「噛む柴」が訛(なま)ってタムシバとなりました。

タムシバとコブシの花の比較


(タムシバとコブシの比較画像は、http://kobehana.at.webry.infoから引用)

六甲山自然保護センター特別展示「六甲山系のチョウの変遷50年」
~平尾榮治コレクションを中心に~を開催中です。

多様な自然環境を有する六甲山系には、80数種のチョウが生息しています。只今、本館展示室では神戸市北区在住のナチュラリスト平尾榮治氏のコレクションを中心に、六甲山系で記録のあるチョウ全種の標本を展示しています。
チョウは「気候変動」や「地域の自然環境」を知る手がかりとなる指標昆虫で、標本を通じて、「豊かな六甲山の自然環境」と「チョウの生態・生息状況の変化」を実感できます。
本日も、親子連れが見学にこられ、「六甲山には、こんなにたくさんのきれいなチョウがいるので、びっくりした。」と言いながら、熱心に見ておられました。

六甲山系のチョウの標本箱を見る親子

開催期間:2016年4月1日(金)~5月31日(火)
内 容:六甲山系のチョウ標本箱テーマ別11個出展
(・里山の代表的なチョウ ・温暖化の影響などによるチョウの変遷 ・里山の代表樹種 エノキを食するチョウ ・周期的に大発生するチョウ ・六甲山と沖縄八重山諸島のチョウの比較など)

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4月1日より六甲山自然保護センター開館しました!

冬季休館しておりました六甲山自然保護センターが4月1日より開館いたしました。

春らしい陽気になってまいりました。

みなさまぜひ六甲山自然保護センターへお立ち寄りください。

特別展示「六甲山系のチョウの変遷50年~平尾栄治コレクションを中心に~」開催中

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春分(しゅんぶん) 六甲山自然歳時記(第24回:最終回)

3月20日から4月3日まで、二十四節気では「春分(しゅんぶん)」です。
春分の日は太陽が真東から昇り真西に沈み、「昼と夜の長さが同じになる」といわれていますが、実際は昼の方が、約14分長いとのことです。
昔、極楽浄土は西の彼方(かなた)にあると信じられていたため、太陽が真西に沈むこの時期に、先祖の霊(れい)を供養する墓参りなどの行事が行われるようになったそうです。

昨年の4月の「清明」から、半月ごとに季節の話題を掲載してきましたが、今回の「春分」で一巡し、これで終了いたします。

3月20日(日)午前10時、六甲山自然保護センターの気温は5.5度で、薄日がさしていますがひんやりしています。
ガイドハウス前の植栽に、カンアオイの仲間のヒメカンアオイが健気(けなげ)に咲いています。寒い季節に花を咲かせるので珍しく注目していました。

冬にもけなげに咲くヒメカンアオイ

このカンアオイは冬の間、太陽の光を必死に受け、その可憐な姿は、春の到来を待たずにはいられない様子でした。
花の大きさは1㎝ほどで、花は葉っぱに囲まれて地べたに密着するように咲いて、徐々に赤褐色になってきました。
葉は緑色のハート型で、雲紋が特徴です。
カンアオイの名前の由来は、冬でも葉が枯れず、その形が葵(あおい)に似ているからです。

この季節、六甲山でお気に入りの生き物は、イカル(スズメ目、アトリ科)です。
イカルはヒヨドリくらいの大きさのずんぐりした形で、くちばしは太く黄色でよく目立ちます。
全体に灰色で、頭、翼、尾は黒く、飛ぶときは波状飛行で、翼の白斑が目立ちます。

黒い頭に黄色の嘴のイカル(gosuke さん撮影)

六甲山系には留鳥として生息し、高木の枝に営巣します。
オス・メスのペアで生活し群れで行動して、雑木林などでヌルデやエノキ、カエデなどの種子を食べます。
さえずりは、「キィーコーキー」と明るく鳴きます。                        

(みみより話) 香りで春を知らせる花 ヒサカキ
春陽がまぶしい季節を迎えるとなぜか気持ちまで明るくなります。
山野を歩いていると風にのって、やや青臭い香り(都市ガスのにおい?)がして、元をたどれば白い小花を咲かせているヒサカキに出合います。
毎年この香りがしてくると春本番になったと感じています。

ヒサカキの花のにおいは?

樹木の多くは、種類によって生育する環境が決まっていて、明るい所や暗い所、乾燥や湿り気のある所を選んで生え成長します。
ところがヒサカキは、生育環境のすき好みはあまりなくどんな所にも生えています。                               
これは、ヒサカキの果実は、メジロ・ウグイス・ジョウビタキなどの鳥が好んで食べ、種子を糞(ふん)としてあちこちにまき散らします。
散布された種子は、環境条件を選ばず発芽生育するので、どこへ行ってもヒサカキがあります。
どんな場所でも生きていける順応力をもったヒサカキは、人間に何か教えているように感じます。   

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